今日はザ世界仰天ニュース年末年始で9時間仰天しっぱなし!聖夜に涙があふれるスペシャルをやっていました。
スタジオには本田翼さんやNMB48/SKE48所属のみるきーこと渡辺美優紀さんも来ていました。
そんな中で感動するお話がありました。

世界で一番愛があふれたクリスマスです。
目次
急に食欲がなくなったデビン・コールマン

2012年、アメリカ・オハイオ州ポートクリントンで起きた話でした。
デビン・コールマン12歳はアメフトチームに所属していたが肥満気味のデビンは運動神経が良くなったのです。
でもデビンは明るい性格でクラスでは人気者でした。
そんなデビンには親友のライアン・マクドゥーガルという幼い頃からの大親友が居ました。

そしてデビンの母のアレキシスはデビンが幼い頃に離婚をしていて母親一人でデビンと妹(10歳)を育てていました。
そんなある日のことです。デビンは急に食欲がなくなります。普段はいっぱい食べて少し肥満気味のデビンでしたが、
一週間くらい前から胃がムカムカして食欲がなくなったようです。
そして一週間後、デビンは胃の不快感が日に日に酷くなっておう吐してしまったのです。
そして病院に行ったデビンですが、医師は「風邪の症状が胃に出たんでしょう」と言います。
ホッとしたデビンと母でしたが、デビンの吐き気は治まらず学校に行けない日々が続きます。
そしてデビンは物が二重に見えるようになり激しいめまいに襲われます。
精密検査を受けたデビンは髄芽腫と診断される
デビンは遂に精密検査を受けることに。
診断結果が出ると脳神経外科のウォーレン・セルバン医師はMRI画像を見てくださいと言い説明をします。
先生は「小脳という場所に腫瘍があることが分かりました。これは髄芽腫という悪性脳腫瘍です」とデビンと母に告げます。
髄芽腫とは?
主に小児の小脳に発生する悪性脳腫瘍。
症状
腫瘍により脳脊髄液の流れが遮られ、頭蓋内圧が高くなって頭痛、おう吐、めまいが現れる
治療法
手術により腫瘍を出来るだけ取り除く。
その後に残った腫瘍を根絶し転移を防ぐために放射線治療や抗がん剤治療を行う
手術で全ての腫瘍を取り除くのが最も好ましいらしいのですが、脳幹部や大事な神経にまたがっている場合は摘出は困難みたいです。
近年、治療法の進歩により生存率は飛躍的に高まっているみたいですが髄液に乗って頭の中や脊髄に散らばりやすいようです。
そして再発して転移すると根治の可能性は極めて低くなるようです。
先生は「手術を行い、出来るだけ腫瘍を取り除きましょう」とデビンと母に告げます。デビンの病気を知った母は動揺をを隠せなくなります。
そんな母を見てデビンは「ママ大丈夫だよ。きっと手術すればよくなるよ」と言いました。
でもデビンの手は震えていました。
母は心配でデビンのアメフトクラブの監督に電話をします。監督と母は学生時代からの友人でデビンにとっても父親のような存在だったようです。
母が「どうしたらいいか分からなくて」と言うと監督は「俺たちに出来ることがあれば遠慮せずになんでも言ってくれ」と言います。
監督はデビンの病気のことをすぐにデビンの親友のライアンやアメフトのメンバーに伝えます。
手術をして治療をするデビン
2012年8月9日にデビンは手術をしました。
結果は全ての腫瘍を取り除くことが出来ませんでした。
腫瘍は脳幹部や大事な神経にもまたがっていたのです。
先生は悲しむ母を見て「しかし放射線や抗がん剤などの治療により完治した例はあります。すぐに治療を開始しましょう」と。
病院に来ていたライアンやデビンの仲間たちに母は手術の結果を伝えます。
デビンの治療は始まり放射線治療や抗がん剤治療。
この治療をするとデビンは酷い副作用に襲われます。
あまりの辛さにデビンの口から「いつまでこれが続くの?もうこれ以上治療受けたくないよ」と弱音が出ます。
親友のライアンの前でも明るく振る舞えなくなってしまったデビン。
ライアンは一緒に来ていた友達に「俺たちまで落ち込んでてどうするんだよ。一番辛いのはデビンなんだぞ。俺が知ってるあいつはそんなに弱くない」と言いました。
友達のライアンがお見舞いに来ると元気になる
ライアンと友達はデビンを励ましたい一心で毎日お見舞いに行きました。
するとデビンは副作用の辛さわ相変わらずでしたが、友達と一緒に居る時は元気になりました。
そして入院して1ヶ月が経つとデビンは病気が治ったわけではありませんが退院することが出来たのです。
新学期を学校で迎えることが出来たデビンでしたが、授業中に気分が悪くなって早退ばかりする日々が続きます。
早退して家で寝ているデビンの元にライアンや友達は家を訪ねるようになりました。
友達が来るとデビンは元気になってデビンにとって友達と楽しく笑えることが何よりも幸せだったのです。
クリスマスを一緒に過ごそうと約束してライアンとデビン
そしてライアンは帰る時にデビンの母にこう言いました。「クリスマスの日も来ますからパーティーの用意お願いしますね」と。
デビンはこのクリスマスが楽しみで仕方なったのです。
クリスマスまで二週間を切ったある日に腫瘍が大きくなっている検査結果が判明してパーティーが出来ないことに。
デビンは再入院することになってしまい入院はクリスマスを過ぎて来年までかかることになりました。
ライアンはデビンを外に連れ出して月を見ながら「小さい頃、宇宙飛行士になって月に行くんだって言ってたけど、あれどうなった?」と聞きます。
デビンは「あんなのとっくに諦めたよ」と言うとライアンは「月ってのはどこに行っても見られるんだよな?」
ライアン「クリスマスの夜7時に俺たちは皆であの月を見る。だからお前も7時になったら月を見ろ。一緒にいられなくても同じ時間に同じ月を見るんだ。そうすれば寂しくなんかないだろ」と言いました。
ライアンとクリスマスを過ごす事ができなくなってしまって

デビンは入院して2012年12月25日に友達と離れ離れでクリスマスの日に。
ライアンは友達と一緒に月を見ていました。
そしてデビンも母と一緒に月を見ながら来年こそはみんなと一緒に絶対に元気になると誓いました。
そして年が変わって2013年3月になると先生は新たな箇所に腫瘍が発見されたことを母に言います。
しかも新たに腫瘍が出来た箇所は視神経に近い場所だったのです。
先生は「このまま大きくなると視力に影響が出てくるので、すぐに手術を行いましょう」と言います。
2回目の手術が行われ無事に手術は成功しましたが、
先生は「今まで行って来た治療をこのまま続けても、あまりいい結果は期待出来ないでしょう。
そこでひとつ提案があるのですが…。新たな投薬治療も開発されて来ています。ですが当院ではその治療は行っておりません。
ご希望であれば紹介状を書きますが」と言います。
母は少しで望みがあればそれにかけようと思い遠く離れたシンシナティにある病院にデビンを入院させることに。
新しい治療が始まるも左目が見えなくなる
新しい治療を開始したデビンでしたが、
母親には心配させたくないと思いデビンは視力が落ちていたことを隠していました。
母が気づいた時には左目は全く見えない状態だったのです。
そして聴力を検査した結果、右耳も殆ど聞こえない状態になっていました。
先生は「このまま治療に効果が得られなけれな言語障害が出たり、手足にもマヒが生じてくる可能性はあります」と言いました。
デビンの容体はライアン達にも伝えられましたがシンシナティの病院まで車で4時間以上かかるのですぐに行くことは出来なかったのです。
ライアンがデビンの家の前を通るとデビンの母が居ました。ライアンが声を掛けようとした時に母は泣き崩れてしまいます。
ライアンは声をかけることが出来ずに家に帰ると自分になにか出来ることはないかと考えます。
そんなことを考えてるある日にライアンは姉が作ったオリジナルTシャツを見ます。ライアンは姉のTシャツを見ると何かを思いつき学校へ行きます。
Tシャツを作ってチームデビンを結成
友達に「デビンを応援するTシャツを着てみんなで応援するんだよ」と言いました。
アメフトの監督はそれを聞くとすぐに知り合いにTシャツを作って欲しいと頼みます。
知り合いは無償でTシャツ50枚を作ってくれることになりました。
完成したTシャツの胸にはTEAM DEVIN(チームデビン)のプリントが。
ライアンはそのTシャツを学校で許可をとって販売することに。そのお金をデビンの治療費にあてようと考えたのです。
ライアンの想いは多くの人の心を動かしTシャツは飛ぶように売れました。
Tシャツと集まったお金はすぐにデビンの元に。添えられら手紙には、
今は遠く離れてるけど、お前は決して一人じゃない。
俺たちはチームデビンだ!
と書いてありふさぎ込んでいたデビンに笑顔になりました。
それを見た母は今デビンに必要なのは友達だと気がつき先生に退院を願いでました。先生の許可も出てデビンは2013年8月に久しぶりに学校に行きました。
学校の帰りにデビンとライアンが二人きりになった時に、
デビンは「ライアンいろいろとありがとう。やっぱり病気には勝てなそうだよ。
先生やママははっきり言わないけど新しい治療もいい結果が出てないんだ。
もう嫌だ。何度も何度も治療しても目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったり、
一体どうしちゃったんだ」と泣き出します。
するとライアンは「デビン、いいかよく聞け。
だいたい去年の約束もまだ果たしてないしな。
今年のクリスマスは皆で一緒にパーティーやるって。
いいか約束だからな。二度も破るんじゃないぞ」
デビンは去年果たせなかったクリスマスの約束。仲間と一緒にクリスマスを迎えると誓ったのです。
そして2013年の10月にデビンは治療の為に2ヶ月入院することに。退院予定が12月上旬でした。
でもデビンの体は限界になって来ていて自分で立ち上がる事が出来なくなっていたのです。
2ヶ月早いクリスマス

2013年10月27日に精密検査を受けたデビンでしたが医師は母に「最善を尽くしましたが、もう手の施しようがありません。残念ですがデビン君に残された時間はかなり限られていると思います」
母は「それはどのくらいですか?あのこ友達とクリスマスを過ごすのを楽しみにしてるんです」
医師は「少し難しいかもしれません。おそらくあと2週間ほどかと」伝えました。
母は迷いましたがデビンに正直に余命が2週間だという事を伝えました。
デビンは「ママ、皆に少しだけクリスマスパーティーを早められないか聞いてもらえないかな?
約束したんだ。今年は絶対にクリスマスパーティーに参加するって。お願いだよ。もう皆を裏切りたくないんだ」
デビンは燃え尽きようとしている命を友達との約束を果たすことにかけていました。
母はアメフトチームの監督に今の状態と気持ちをつたえました。監督はライアンにデビンのことを伝えます。
ライアンは泣きながら「なんであいつは諦めるんだ。俺はそんな偽物のクリスマスは認めない」と言います。
監督は「デビンだって諦めた訳じゃない。でも、そうでもしないと間に合わない事はあいつが一番分かってるんじゃないか?そこまでしてお前たちの約束を守ろうとしてるんだ。相手が落ち込んでいる時こそ助けてやるのが友達ってもんだろ」と言います。
監督はある人物に電話をしました。
相手はポートクリントン警察署長のロバート・ヒックマンです。ヒックマンはデビンと家が近くて幼いころからデビンのことをよく知っていました。
ヒックマンは電話で監督に「では英雄を迎えに行く準備をしよう」と言いある決断をします。
それはオペレーション・ブライト・ラウドと言って戦場から兵士が帰ってきた時に町中のパトカーや消防車が先導して英雄を迎えるパレードだったのです。
デビンが帰って来ると仲間たちは空港で出迎えました。

そしてデビンが空港を出るとパレードが始まり大勢の人が「お帰りデビン」のプラカードを掲げ集まったのです。
こうして病気と闘う町の英雄を迎えたのでした。
そして翌日の2013年10月28日に町中の人達が動き出してクリスマスのイルミネーションの飾りを始めたのです。
デビンのクリスマスを祝う為にたくさんの人達が家の前に集まりました。
家の中では友達を招いてクリスマスパーティーが始まります。
デビンは起き上がることは出来なかったのですが、大勢の人に囲まれて笑顔なりました。
これからもずっとチームデビン
それから2週刊後の11月11日にデビン・コールマン13歳で天国に旅立った。
それから1年後に母は「空港から出た時にパトカーや消防車の車の明かりを見た時にあのこは目を真ん丸くして驚いていました。
ライアン達には本当に励まされました。あの子達が居なければ私もデビンも病気と闘うことを早々と諦めていたかもしれません。」
そしてライアンは「デビンが息を引き取った直後に、雪が降ってきたんです。
あれは「天国へ行くけど大丈夫だよ」というデビンからのメッセージだったと思います。僕らはこれからもずっとチームデビンです。」と言いました。
仲間達と友情から生まれたクリスマスの奇跡。チームデビンは永遠に解散しない。
凄く感動して涙が止まらない話でした。
コメントを残す