
ペットショップにならぶ可愛い子犬達。でもプライスカードを見て驚いたことはありませんか?
人気犬種のチワワやプードルであれば30万円以上も当たり前のように書かれています。
- でも、なぜそこまで高額なのか?血統証が付いているからでしょうか?
- 血統証ってどんな意味があるの?
- 血統証がないといけないの?
こんな疑問を解決してゆきましょう。
血統証って何?

日本で一般的に目にする血統証は、JKCという団体により発行されているものが大半です。
記載されている内容は、3代前までの家系図、一緒に生まれた兄妹の頭数、毛色、出生地の都道府県が記載されています。
血統証って何のためにあるの?

それは、それぞれの犬が犬種本来の姿を継承し続けるためにあるのです。
ドッグショーでは、それぞれの犬種がいかにJKCに定められている基準値に近いかを競いあいます。サイズ、性格、外見すべてにおいてです。
血統のよい犬とは、基準値に非常に近いという意味をもつのです。
血統の良い犬から生まれた子犬も、将来、基準値に非常に近いサイズ、性格、外見に育つ可能性がとても高いことになります。
何の役に立つの?

ドッグショーの参加や繁殖を考えていない一般家庭では、血統証が何の役にたつのか分からないと思うこともあるでしょう。
ペットショップで子犬を買う時に、血統証の有無によって値段も大きな差があるものです。それは血統証が一種の「保証書」のような役割を果たしているからなのです。
例えば、マンションの規約や家庭環境から、体重5kg未満の小型犬を飼おうと考えて居る場合、血統証がついていることで両親の犬種が分かり、将来成長後のサイズが想像できるのです。
小型犬を希望していたのに、成長後は中型犬に近いサイズにまで大きくなってしまった。でもこれでは一緒に生活するうえで困る事もあるでしょう。
散歩や運動量、経済的は負担、電車やバスでの移動、住宅環境など、小型犬でないとという制約がかかる場面が多々あるからです。
つまり血統証とは、将来の成長した姿への保証書なのです。
もちろん生き物ですから、一律に同じサイズというわけにはいきません。