
最近はやっているココナッツオイルですが、ココナッツオイルも他のオイルと同様に、どれを選んでも必ず良い結果がでるということではありません。
オーガニックで製造されたココナッツオイルは、化学物質による成分の減少や、変質が起こりにくく、自然のままに保たれています。
ココナッツオイルの良さである熱に強く酸化しにくいという特徴を残されていることと、元々入っていないトランス脂肪酸などの余分な成分が入らないため、オーガニック製法での抽出が良いとされています。
そして、精製を行わないエクストラヴァージンオイルを選ぶことも、ココナッツオイル本来の栄養分と香りを残した商品を手にするためのポイントとなります。
購入する時は、使用目的に合わせて、ココナッツオイルを選ぶことが大切です。
目次
圧搾方法による違いを知っておきましょう

圧搾方法の違いを知りましょう。
詳しく説明していきます。
低温圧搾・発行分離法
ココナッツの殻を割り、生の果肉を取り出しそのまま低温で圧搾します。圧搾して取れた液体には、ココナッツの水分と油分、ミルク分が混ざっているため、油分だけを取り出す必要があります。
発行分離法は、液体をじっくりと常温で2~3日発酵させます。ココナッツに含まれている生きた酵素を利用したバージンココナッツオイルの伝統的な製法となります。
ココナッツの栄養素や酵素がしっかりと油分に残り香りが豊です。
低温圧搾・遠心分離法
圧搾して液体を取り出すまでは、低温圧搾・発酵分離法と同じなのですが、そこから液体を遠心分離機にかけてミルク分と油分を分離させるのです。
特徴は、短時間で製造できて、低コストで作れることです。ただし、分離させるミルクの側に栄養素が残りやすく香りも控えめのものとなります。
低温圧搾の良い点
40℃以下の低温圧搾したココナッツオイルは、酵素などの栄養素がそのまま残っている上に、自然のままの無添加なので安心して使用することができます。
そして、酸化安定性が高いので、長期保存も可能です。
乾燥圧搾法
殻を割って取り出した果肉を、熱風などで乾燥させて水分を取り除きます。乾燥ココナッツの状態から圧搾して油分を、取り出します。
水分が少ない状態で圧搾するため、油分だけを抽出しやすいのですが、熱を加えることで、ココナッツに含まれる酵素がこわれやすいのが欠点です。香りは非常に豊かで甘い香りがします。
溶剤抽出法
圧搾法で絞った後の残りをさらに溶剤に浸出させて、油分を抽出させたものです。抽出後は、精製して溶剤を除去する必要があります。
この溶剤は有機溶剤ですが、化学物質には変わりません。
未精製と精製の違いなど

ここからは未精製と精製の違いを詳しく説明します。
未精製・ヴァージンココナッツオイル
無生成・無添加・非加熱抽出をしているのがバージンココナッツオイルです。酵素がしっかりと油分に含まれているので、調理して使用する時は、加熱せずにドレッシングやマリネなどで摂取するのがお勧めです。
または、フェイスケアやヘアケア、ボディケアにも適しています。
精製ココナッツオイル
高温で作られ、漂白、脱臭といった工程が加えられています。大量生産が可能な製造方法なので、価格は安くなりますが香りは殆どありません。調理用に使いやすいのですが、料理に使いやすくするために、漂白や脱臭を施す際に、化学薬品や食品添加物を使用しているメーカーも多いようです。
ココナッツの圧搾方法によって栄養分などが変わってきますの。購入する際は値段が高いから良い商品に違いないという考えだけで購入して、栄養たっぷりの低温圧搾されたバージンココナッツオイルを加熱調理用に使用してしまうといったことは避けたいですね。
圧縮方法や精製・未精製・オーガニックなのかといった点もしっかりチェックした上で購入して、賢くココナッツオイルを使い分けたいですね。
私が購入しているココナッツオイルのレビューをしました。
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