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泣きたいときに思いっきり泣ける!「家族」をテーマにした小説5選

泣ける小説

仕事や学校、毎日の生活の中でストレスを感じたら「思いっきり泣く」ことをおすすめします!

泣くという行為にはデトックス効果があり、行き場のないストレスやつらい感情に悩まされているときでも、涙を流すことですっきりと心地よい感覚を味わうことができるのです。

 

今回ご紹介する小説は「家族」をテーマとした、涙を誘う名作ばかり。

ストレス解消のため、5つの小説に身を預けて思いっきり泣いてみませんか?

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ほっこり暖かく、優しい気持ちになれる家族小説2作

親子

瀬尾まいこ『卵の緒』

家族にまつわる小説を語る上で、外せない作家と言えば瀬尾まいこさんです。

瀬尾さんは作品の共通テーマとして「父性の喪失」を掲げ、特に初期作品では奇妙な家族関係を中心として、ステレオタイプな家族イメージに限らない人間関係と愛のかたちを描き出しています。

 

今作は、母・父・子という定型に暴力の影を潜ませることによって、特殊な家族を造り上げます。

しかし、ただバイオレンスな作品に落ち着けてしまわないのは瀬尾さんならではの魅力!しっかりした息子と情けない父というコントラストが成長を諦めない人間のひたむきささえも浮かび上がらせ、ほっこりとした印象を与える小説です。

 

西加奈子『漁港の肉子ちゃん』

西加奈子さんは2015年『サラバ!』で直木賞を受賞し話題となりました。

『さくら』『きいろいゾウ』などの作品では、家族や夫婦にまつわる愛情深いストーリーで読者に感動を与えました。

 

個性豊かな西さんの作品群でも特に注目したい今作は、芸人初の芥川賞作家となったピース・又吉さんがバラエティ番組で紹介したことでも話題を呼びました。

主人公の喜久子は、かわいくて聡明な小学5年生。そして同名の母、菊子はずんぐりむっくりな体型を揶揄され「肉子ちゃん」と呼ばれてもからりとした性格で受け止めます。

 

港町での二人の生活を軸に、描き出されるのは情けなくもひたむきに生きる母の強さそのもの。読みやすく誰でも楽しめる文体で、暖かい余韻を味わるでしょう。

 

家族は「優しい」だけじゃない!家族問題のつらさ、痛みに迫った2作

男性

金原ひとみ『マザーズ』

金原ひとみさんと言えば、2004年に芥川賞を受賞した『蛇にピアス』の印象が強いのではないでしょうか。

芥川賞最年少受賞者である綿谷りささんとのW受賞とあって、大きな話題となりました。

受賞から数年、結婚・妊娠・出産を経験した金原さんは執筆の内容にも環境・心情の変化が見られるようになり、デビュー当時の荒々しく過激な内容から一変、家族というテーマを扱うようになりました。

 

『マザーズ』は境遇の違う三人の女性を主人公としたオムニバスストーリー。

一見、生活も環境も性格も全く異なるように思える三人ですが、母親という立場を中心にそれぞれがリアルな心情を曝け出します。

 

中には、精神的な余裕を持てず子どもに厳しい当たり方をしてしまい、罪悪感を抱きながらどうしても止められない…という過激な悩みを抱えるキャラクターも。Bunkamuraドゥマゴ賞を受賞した今作は、子どもを持った経験のあるすべての人に読んでもらいたい一冊です。

 

花村萬月『いまのはなんだ?地獄かな』

福祉施設で幼少期を過ごす、薬物中毒やアルコール中毒を経験するなど破天荒なエピソードを多く持つ作家・花村萬月さん。

これまで発表した作品も同様に荒削りな問題作が多く、芥川賞作家という名声を得ながら同時にアバンギャルドな人でもあります。

 

今作は自伝風小説であり、主人公は「家族」という心温まる響きとは縁遠い、ろくでもない小説家。

花村さんの持ち味である過激さは残したまま、結婚し子どもを持ったことで徐々に変化する男性を描きます。

子育てを経験した人なら、思わずリアルに感じてしまう描写は必見。

 

いつかやってくる「死」にまつわる、絶対外さない名作

手を繋ぐ男女の影

重松清『その日のまえに』

重松清さんは、思春期の子どもやその家族のリアルな姿を描き出し、大人はもちろんデリケートな時期の渦中にいる中高生にも支持される作家です。

『その日のまえに』は、読み手の死生観に訴えかけるような7作品を収めた連作短編集。主人公となるのはそれぞれ、子ども、大人、奥さん、旦那など異なる立場にいる人たちで、誰もが来るべき「その日」を前に、自分自身や他人との関係について静かに思いを巡らせます。

 

近しい人の「その日」は、抗っても必ず訪れてしまうもの。それらをどのように受け止め、またどのように噛み砕いていくべきか――読みやすくストレートな文体ながらも、涙と放心するような読後感を連れてくる名作です。

 

「家族」がテーマだからこそ、深く考えられる&自分自身を見つめられる

家

「家族」をテーマにした小説作品には、恋愛小説や青春小説とはまた違った魅力がつまっています。

ページをめくるごとに幼いころの記憶を思い返したり、現在の自分自身について深く考えるきっかけになったりと新たな発見が見つかるかも。

 

日々の生活に疲れストレス解消法を求めている人には、家族小説を読んで涙を流す静かな時間をオススメします。

個性豊かな作品に泣いたり笑ったりしたあとは、きっと前向きな気持ちを思い出すはず!

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