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年齢や気候で色が変わるポインテッドカラーのネコの不思議

コタツから出ない猫

飼い猫のルーツは13万年前頃の中東のリビア山猫をルーツにすると言われ、世界各地へと広まっていったとされます。
各地の風土に適応しながらもイヌほどの使役向き動物でもないため、ネズミ駆除や主にペットとして改良されて言ったといいます。

知り合いが子ネコをもらってきたと聞いて訪ねてみた時にはクリーム色のような子猫だったのですが、久しぶりに合ってみると、耳や鼻先や手足先や尾っぽといった所がすっかり焦げ茶になっていました。
雑種であるようですが、いわゆるシャムネコ系の遺伝子を持つネコであったようです。

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このように末端が黒くなる毛色は「ポイントカラー」と呼ばれ、黒い焦げ茶の「シールポイント」であるとか、「チョコレートポイント」、薄いグレーの「ライラックポイント」や「グレーポイント」などというものに分かれます。

この体の末端のカラー変化をもたらしているのが、「サイアミーズ遺伝子」と呼ばれるものです。
Siamise=シャムとは現在のタイ王国の古名でもあり、タイを代表するネコとされるのが「シャムネコ」と呼ばれ、またの名をサイアミーズとも呼ばれています。

 

気が強い猫

サイアミーズ遺伝子とはアルビノ系の色を抑える遺伝子で、劣性遺伝でもあり父母双方から引き継がないと発現しない遺伝子です。
その作用は本来の色を薄くするという作用を持つため、シャムネコなどは本来の色が抑えられて、幼少時期にはほとんどポイントカラーは見られず体はほとんどクリーム色などになります。
しかし、温度の影響を受けると遺伝子の作用は抑制されるため、温度の低い末端(顔や耳・手足・尾)部分は色が出てくる事になります。

 

この遺伝子は季節や住んでいる地域の気温にも左右され、気温が低く寒い北国では更に抑制されて色が増すと言われます。
更に、この色素は大人になっても変化するようで、高齢の猫は代謝が低下して体温が下がってくるためか、黒い部分が増えてきて、顔が黒猫っぽくなってくるとも言われます。

又、ポインテッド種は内斜視(より目)が多く見られるネコでもあると言われます。
これはサイアミーズ遺伝子が、視神経や外側の網膜に影響するメラニン色素の作用を抑制するため視神経や網膜に異常を起こし、その視覚情報の混乱を減らすために寄り目になると言われています。(寄り目になると立体的に物を捉えにくくなります)

 

子猫

このポインテッド種もシャムネコとの交配により種が増え、現在では、「ヒマラヤン」(シャム?ペルシャ)、「ラグドール」(ペルシャ?バーマン・バーミーズ)、「トンキニーズ」(シャム?バーミーズ)などがみられます。
又、タイ同様に東南アジアのミャンマー原産とされる「バーマン」というポインテッド種がいますが、その後絶滅寸前になり、現在はシャムやペルシャとの交配で復活しています。

現在野良猫も様々な種が掛け合わさっているようですが、一時期、日本でもシャムネコがブームの時代がありました。
シャムネコのオスは闘争心が強く以前は室内外でなかったこともあって、野良猫と交配してサイアミーズ遺伝子を持つ個体も増えていったものと思え、野良猫でも時折ポインテッドが見られるのはこの影響であると言われます。

 

くつろぐ猫

色の変化が体温の低い末端に作用すると聞くと、凍傷が手足先や耳、鼻先などの先端部分に起こりやすい事も分かり、高齢とともに黒い部分が増えてくるというのも冷え性などの連想できるものです。
又、その他にも、性染色体に三毛の遺伝子があるため三毛猫はほとんどがメスであるとか、白猫は気が強く黒猫は穏やかなど、毛色がネコの性格に影響を与えているとも言われます。

ネコが日本に伝わったのは奈良時代の頃、中国の経典をネズミから守る為に伝わったといわれ、すでに1000年以上の歴史があります。
そんな小さな生き物ながら、その毛色の裏にみえる遺伝子の不思議と面白さ見て取れるものです。

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